フィルムユーザーのやかましい記事

フィルムカメラについてぽつりぽつり。ミノルタ(X-700)をメインに使っています。撮影依頼お気軽に。日付写真になります。

一眼とコンパクト、どっちが好きか

 

「何気ない日常を切り取り、あわよくば作品に。」

 

 

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X-700 ISO400 F1.7 SS60 露出補正+2

22時頃高崎駅での警備員

 

 

 

フィルムカメラにしこたま(死語)のめり込んでしまったワタクシ。この4ヶ月で現像されたネガは20本と決して多くはないが、ポートレート、スナップ、ウェディングフォト、ライブフォト等、頼まれもしないのにカメラを構え、写真を撮ってきた(100メートルでフィルム1本を使っていた森山大道にくらべれば赤子同然)

 

 

現在所有している一眼カメラは、

 

Minolta

〇X-700(前期型) データバック付

○X-700(後期型) マルチファンクションバック付

〇SR-T101

〇SR-1(貸出中)

 

PENTAX

〇SFX

 

コンパクトカメラは、

〇Himatic F(2台)

 

Himatic Fはレンジファインダーカメラだが、ここではレンズ交換式ではないコンパクトカメラとして位置づけ。(レンジファインダーとコンパクトは違うんだよ!という突っ込みは受け付けるが、ここでは気軽に撮れるということで。。)

 

と、圧倒的に一眼レフが多い。これには理由があるのだなと最近気づいたので今現在の記録としてまとめておく。

 

 

 

★一眼レフのおもしろさ

個人的にここが面白い!という点を一つ。

 

 

 

 

 

 

「絞り、シャッタースピードを自分で決めること」

 

 

 

ええええなんて薄っぺらい。自分で言うのも恥ずかしいが、初めてみたB級洋画ホラーを見た時と同じくらい突っ込み所が多い。

 

 

 

ハイマチックFを持って撮影をする時もあるが、なんだか物足りない。あのゴツイ重たい半世紀前の一眼レフを持ってメカメカしくカメラをいじって、意図した写真を撮る。ありふれた日常を記録するのにはコンパクトカメラはサッと撮れて最適。

 

 

 

しかし僕の中で写真を撮ることは「何気ない日常を写す」より、「何気ない日常を切り取る」に近い。あわよくば作品にできたらいいと(本気でアートを撮ってる人からしたら舐めんな糞ガキと言われそうだが)。ちなみにインスタグラムのタグでお馴染み、「ファインダー越しの私の世界」とかいう別名、恥辱の極みタグは好きくない。

 

 

 

天候を気にして、絞りやSS、被写体との距離やレンズの特性を加味して、どうすれば気持ちよく最適だと思えるものが撮れるかといういわば究極の自己満足の世界。「いやだったら別にフィルムじゃなくてもデジ一でええやんけ」となるが、「いやだよ〜ん。」←奥田英朗の伊良部シリーズでお馴染み伊良部先生の言葉を拝借。

 

 

 

それはなぜか。意図した写真はメモなり記憶なりして覚えているもので、現像に出して、写真を見た時に「キマったぜ!!」となるあの瞬間がたまらないからだ。自分の想像を超えた写真がネガとして焼き付いて手元にくる。あの瞬間の店内でギリギリ抑えられる感情、別名ニヤニヤする瞬間というのが好きで、帰りの道中は、明日初めて私服デートする高校生のような、あの尋常ではない高揚感を感じることが出来る。

 

 

 

 

いやそれならデジイチで撮った写真見なければええじゃないか!というお声。わかります。しかし、お金を払ってうまくできているかを確認するあの肯定。成功しているとは思うが万が一、、という丁半でドキドキを味わうあの感覚といわば同じなのだ。

 

 

 

デジタルとは違い、すぐに確認出来ないが故に、ピントが合っていなく失敗した時や、露出オーバー、アンダーで現像されない時のの落ち込み度合いは、地下行きを宣告されたカイジ並。しかし思っていた写真を想像を超えた領域で返ってくると、バットが生きていたリンの「はぁぁぁあ~!!!」というあの感覚になるのである。

 

 

 

それにはやはりフルマニュアルでカメラをいじって意図して作品を作り上げる工程が好きなので、フルマニュアル一眼が、好きなのだろうなと。

 

 

 

「何気ない日常を切り取り、あわよくば作品に。」

 

 

 

 

4/13日追加画像

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写真は愛用しているSR-T101と、X-700。

もう一台のX-700に、NMD35-70のmacroで撮った画像。