過小評価されているMC ROKKOR 58mm F1.4
今回はメインレンズとして、いつもX-700につけている、MC ROKKOR 58mm F1.4のレビューと、作例について。
ミノルタカメラのすべて(2006 エイ出版社)という本に、今まで出したロッコールレンズの詳細は大まか記載されているのだが、このMC ROKKOR58mmF1.4は何故か記述無し。
正確な情報ではないが、前期型1966年発売、後期型1968年頃と把握している。1971年発売と記載されている文献もあり、発売の詳細は不明。5群6枚。最短焦点距離は0.6メートル。
こちらのレンズ、前期型(水平型)と後期型(アーチ型)が存在する。ちなみに当方持ち合わせているのは後期型。ゴリッゴリのアーチ型の重たいレンズ。
こちら、ハードオフジャンクで、1600円で買ったSR-T101に、付属でついていたもの。ヤフオクなどでも、58mmF1.2は「鷹の目ロッコール」と呼ばれ、高値で取引されているが、こちらは1000~3000円で購入することができる。
安く手に入れることは、大事MANブラザーズバンドも共感するくらい、それが一番大事なのだが、写りは2018年現在でもまったく遜色ないということが重要で、キレッキレの描写や、バブルボケ、色乗りなどはさすが天下のロッコールと言った感じだ。
約1年、不動のメインレンズとして活躍している。撮ってきた作例を。
velvia50
乃木坂46にスイカというグループがある。スイカは乃木坂のロゴを意識して切ったのだが、三角の向きが逆。失態。
velvia50
川越氷川神社。インスタグラムで、外国のお方に、どのレンズを使ったのか聞かれた。
acros100
対角線構図。光源があるとシュワシュワするバブルボケ。
Kodak gold200
F2.8くらいだったか。二線ボケ。
fuji C200
開放付近で撮ったからかふんわりな描写
フィルム不明(忘れた) 1年ほど前の写真なのでピントが甘い。
コントラストや彩度、色合いは後に調整できるが、ボケ方や、ピントは後に修正が効かないため注意している。
どのレンズが良いのかについては、フォルムや使い勝手など、自分の気に入ったレンズを使うことが1番良い。先日ロッコールの標準レンズを取り比べしたのだが、安レンズの中では、ボケ方はすごい。こちらは後日ブログにまとめようと思っている。これからもメインレンズになるであろうことは間違いなくなったので、愛着を持ってメンテナンスをしていく。