フィルムユーザーのやかましい記事

フィルムカメラについてぽつりぽつり。ミノルタ(X-700)をメインに使っています。撮影依頼お気軽に。日付写真になります。

最近の戯言

 

最近思っていることを統一性なく殴り書きシリーズ。

 

 

 

自分が使っているフィルムカメラは、ミノルタのX-700というマニュアルフォーカス。右も左も分からない状態でカメラを始め、被写界深度のことを理解せず、「なんでも開放で撮ったほうが背景ボケがあっていい!シャッタースピードも稼げるし!」なんて思っていた事もあった。

 

 

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ピントはあっているが、被写界深度を理解していなかった結果、ピントが合わず、まーーーボケている。使い物にならない写真も量産した。「ピント合ってないじゃないか!!」と言われたこともしばしば。。

 

 

 

フィルム写真(写ルンです)の良さのひとつに、「ピントが絶妙にあっていない、柔らかくかつ淡い写真」という確立されたジャンルがあるのは理解しているが、メインのX-700を使い、ピントが合っていないネガ(index)を渡された時の絶望感は尋常ではない。

 

 

 

しかし、フィルムは思い出が一気に蘇る。ちょこちょこ撮っていたフィルムを現像に出して、「うわ!懐かしい!」「こんなの撮ったっけな..」という感傷に浸る時間も一興。

 

 

 

 

またデータを友達に送った時も「懐かしいな!」と言われたり会話が弾んだりする。思い出がフィードバックするという感じも良い。すぐにデータで見られる時代になった(バリバリ世代)だが、上手く撮れてるかな〜とドキドキするあの感覚もまた堪らない。

 

 

 

 

またマニュアルでSS、WB、絞りを決めて、自分の意図した写真を撮ったつもりが、現像から帰ってきた時に「うわ!予想を超えてきた!」というあの瞬間もまたいい。

 

 

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前ボケ後ボケもここまでしっかり出ていると気持ちがいい。

 

 

 

写真に入る日付にこだわっているが、写真を見ていつの写真だかひと目でわかるのもよい。日付を見た事で「あの頃こんなことあったな〜」とまたそこで話も弾む。

 

 

 

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水元公園での1枚。寒かったな。。

 

 

 

また、今の時代、PhotoshopLightroomで簡単に色合いが変えられる時代。このフィルムはこういう色合いがいい。このフィルムにしか出せない色だとかは「レタッチでどうにでもなる」

 

 

 

しかし高いフィルムを使って大切に撮った記憶。愛着のあるカメラ、レンズで撮ることで一枚一枚の思い入れが強い写真を作り出せる。フィルムの良さのひとつだと確信している。

 

 

 

またゴリゴリのフィルム一眼を使っている自分がいい、マイノリティ最高!という厨二病と変わらない優越感も少なからずあるのだろうなと。現代の軽量化されたプラカメではなく、ゴリッゴリの金属カメラの、あの質感で撮る1枚こそ、まさに「写真を撮っている」気持ちになる。

 

 

 

 

SR-T101をこの間久しぶりに使ったが、やはりあの機械式独特のシャッター音。日付が入らないために今はあまり使用していないが、写真を撮ることが楽しくなるカメラだ。あの「カシャーーーン」という音は至高。デジタルカメラしか使ったことのない人はぜひ試していただきたい。

 

 

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写真を撮りに行きたい。