フィルムユーザーのやかましい記事

フィルムカメラについてぽつりぽつり。ミノルタ(X-700)をメインに使っています。撮影依頼お気軽に。日付写真になります。

ロッコールで撮る日常

 

 

久しぶりの更新。最後の記事から半年。更新していないのに閲覧がなんだかんだ1万を突破。多分デート機能についての記事が多く読まれているのかと思われる。

 

 

フィルムカメラの日付について、興味がある希少な人種が一定数いるのかと。SNOWやhujiという文明の利器、カメラアプリで簡単に日付写真は撮れる時代。そんな中、個性的な日付が搭載されているフィルムカメラの字体に魅力を感じているマイノリティの皆様に感謝。Google検索トップの力はすごい。

 

 

 

 

前置きが長くなってしまったが、最近撮った写真を何枚か。カメラはX-700前期型。フィルムは富士フイルムのC200。

 

 

 

 

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草津湯畑。使用レンズMD 35-70F3.5。ピントがカッチリしていて最近の常用レンズ。ライカのバリオエルマーの血を引くと言われているこのレンズ、写りは文句なし。安くてオススメです。

 

 

 

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目黒川沿いの桜。使用レンズMC Rokkor16mmF2.8。初めて行ったが人混みがすごい。田舎者はビビるしかなかった。

 

 

 

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家の前に咲いていた花。多分桜。使用レンズMC Rokkor58mmF1.4。右手にカメラを持ち、精一杯左手を伸ばして撮影。傍から見たら相当にシュール。

 

 

 

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大学の後輩ちゃん。使用レンズMD 35-70F3.5。卒業するとのことで、久しぶりにポートレート。新社会人になるとのことで、腐らずに頑張って欲しい。

 

 

 

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乃木坂46を卒業した西野七瀬さんのデザインした、どいやさんぬいぐるみ。使用レンズMCRokkor58mmF1.4。車のフロントに飾っていたが、すれ違う人や通り過ぎる人にその都度見られていたので今は後ろに。ネックピローにもなる、便利。

 

 

 

 

写真を撮る頻度は、以前と較べるとすごく少なくなってしまったが、これからも細々とフィルム写真を撮っていきたい。

ロッコールの標準レンズを比較

 

 

今回は撮り溜めたロッコール標準レンズ4つを作例として。50mm近辺のロッコールの写りは、描写はどうなのか。

 

 

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2枚目作例時撮影時の写真。

 

 

 

☆使用したレンズ

 

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①NMD 50mmF1.7 1981年発売

※ゴム巻きローレット 

使用頻度は皆無(金属ローレットが好きなため)だが、X-700にはしっくりくる。軽い。

 

 

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②MC ROKKOR 55mmF1.7 1966年発売

※金属ローレット

カビ有。こちらも使用頻度はほとんどない。ハードオフで1800円と安かったので購入。

 

 

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③AUTO ROKKOR 55mmF1.8 発売年不明 1960年頃?

※フィルター径52mm 後期型

1000円のSR-1についてたので、購入。時々使う。AUTO ROKKORの特徴として、X-700使用時、ファインダーの露出計に適正露出数値が表示されないので、Aモード使用時、プレビューボタンをその都度押さないと、SSがわからないので若干面倒。

 

 

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④MC ROKKOR 58mmF1.4 発売年不明 1968年頃?

※アーチ型金属ローレット後期型

1600円で買ったSR-T101についていた、メインレンズ。ほとんどの撮影はX-700に、このレンズを使用している。

 

 

 

 

 

全体図

 

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☆使用条件☆

 

 

○ポジフィルムVelvia50を使用、GT-X830スキャナによる色合いの自動調節機能をオフ(ポジだから関係ないといえばない)

 

○絞りはそれぞれレンズの開放で固定

 

シャッタースピード焦点距離いずれも固定(ただしミリ数が微妙に違うので、画角は少し異なる)

 

 

 

今回はボケ方や、色乗りについてみていく。年代順ではなく、50→55→55→58mmという画角順で。

 

 

作例❶ 花

晴天化 ISO50(Velvia)  SS1000/1000 ピント1.2m固定 それぞれ開放

 

 

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①NMD50mmF1.7


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②MCROKKOR55mmF1.7


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③AUTOROKKOR55mmF1.8


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④MCROKKOR58mmF1.4

 

-感想-

微妙な違いはあるものの、ボケ方はF値の明るい④が圧勝。とろけるようなボケ。

 

 

 

作例❷ パンジー

曇天下  ISO50(Velvia) SS60/1000 ピント1m固定 それぞれ開放F値

 

 

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①NMD50mmF1.7


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②MCROKKOR55mmF1.7


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③AUTOROKKOR55mmF1.8


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④MCROKKOR58mmF1.4

 

 

-感想-

バブルボケ感はやはり4。そこまで1~3はそこまで違いがない。

 

 

 

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オマケ。ACROS100、ROKKOR58mmF1.4。SS60で同じ。画角をなるべく同じにして、もう1台のX-700で撮影。

 

 

 

 

作例❸ 花

曇天化 ISO50(Velvia) 1000/1000 ピント0.6m固定 それぞれ開放F値

 

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①NMD50mmF1.7


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②MCROKKOR55mmF1.7


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③AUTOROKKOR55mmF1.8


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④MCROKKOR58mmF1.4

 

 

-感想-

③のAUTO ROKKORどうしたんだ。。マニュアルでSSは1000に固定したはずだが、。。④はボケがうるさいくらい荒れている。嫌いじゃないけど。

 

 

 

☆結論☆

④のMCROKKOR58mmF1.4メインレンズが1番好みのボケ感でした。今回は開放だけの作例だったので、次は2段ほど絞った数値で取り比べしてみようかなと。

 

 

ロッコールの特徴である、マイルド感はAUTO、MCに共通しているのかと。MDは解像度としてはこの時代にしてはあるほうなのかと。今後ロッコールレンズを買う人の参考になれば。。

 

 

 

 

過小評価されているMC ROKKOR 58mm F1.4

 

 

今回はメインレンズとして、いつもX-700につけている、MC ROKKOR 58mm F1.4のレビューと、作例について。

 

 

 

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ミノルタカメラのすべて(2006 エイ出版社)という本に、今まで出したロッコールレンズの詳細は大まか記載されているのだが、このMC ROKKOR58mmF1.4は何故か記述無し。

 

 

 

正確な情報ではないが、前期型1966年発売、後期型1968年頃と把握している。1971年発売と記載されている文献もあり、発売の詳細は不明。5群6枚。最短焦点距離は0.6メートル。

 

 

 

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こちらのレンズ、前期型(水平型)と後期型(アーチ型)が存在する。ちなみに当方持ち合わせているのは後期型。ゴリッゴリのアーチ型の重たいレンズ。

 

 

 

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こちら、ハードオフジャンクで、1600円で買ったSR-T101に、付属でついていたもの。ヤフオクなどでも、58mmF1.2は「鷹の目ロッコール」と呼ばれ、高値で取引されているが、こちらは1000~3000円で購入することができる。

 

 

 

安く手に入れることは、大事MANブラザーズバンドも共感するくらい、それが一番大事なのだが、写りは2018年現在でもまったく遜色ないということが重要で、キレッキレの描写や、バブルボケ、色乗りなどはさすが天下のロッコールと言った感じだ。

 

 

 

約1年、不動のメインレンズとして活躍している。撮ってきた作例を。

 

 

 

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velvia50 

乃木坂46にスイカというグループがある。スイカは乃木坂のロゴを意識して切ったのだが、三角の向きが逆。失態。

 

 

 

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velvia50

川越氷川神社。インスタグラムで、外国のお方に、どのレンズを使ったのか聞かれた。

 

 

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acros100

対角線構図。光源があるとシュワシュワするバブルボケ。

 

 

 

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Kodak gold200

F2.8くらいだったか。二線ボケ。

 

 

 

 

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fuji C200

開放付近で撮ったからかふんわりな描写

 

 

 

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フィルム不明(忘れた) 1年ほど前の写真なのでピントが甘い。

 

 

 

 

 

コントラストや彩度、色合いは後に調整できるが、ボケ方や、ピントは後に修正が効かないため注意している。

 

 

どのレンズが良いのかについては、フォルムや使い勝手など、自分の気に入ったレンズを使うことが1番良い。先日ロッコールの標準レンズを取り比べしたのだが、安レンズの中では、ボケ方はすごい。こちらは後日ブログにまとめようと思っている。これからもメインレンズになるであろうことは間違いなくなったので、愛着を持ってメンテナンスをしていく。

 

 

 

 

 

最近の戯言

 

最近思っていることを統一性なく殴り書きシリーズ。

 

 

 

自分が使っているフィルムカメラは、ミノルタのX-700というマニュアルフォーカス。右も左も分からない状態でカメラを始め、被写界深度のことを理解せず、「なんでも開放で撮ったほうが背景ボケがあっていい!シャッタースピードも稼げるし!」なんて思っていた事もあった。

 

 

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ピントはあっているが、被写界深度を理解していなかった結果、ピントが合わず、まーーーボケている。使い物にならない写真も量産した。「ピント合ってないじゃないか!!」と言われたこともしばしば。。

 

 

 

フィルム写真(写ルンです)の良さのひとつに、「ピントが絶妙にあっていない、柔らかくかつ淡い写真」という確立されたジャンルがあるのは理解しているが、メインのX-700を使い、ピントが合っていないネガ(index)を渡された時の絶望感は尋常ではない。

 

 

 

しかし、フィルムは思い出が一気に蘇る。ちょこちょこ撮っていたフィルムを現像に出して、「うわ!懐かしい!」「こんなの撮ったっけな..」という感傷に浸る時間も一興。

 

 

 

 

またデータを友達に送った時も「懐かしいな!」と言われたり会話が弾んだりする。思い出がフィードバックするという感じも良い。すぐにデータで見られる時代になった(バリバリ世代)だが、上手く撮れてるかな〜とドキドキするあの感覚もまた堪らない。

 

 

 

 

またマニュアルでSS、WB、絞りを決めて、自分の意図した写真を撮ったつもりが、現像から帰ってきた時に「うわ!予想を超えてきた!」というあの瞬間もまたいい。

 

 

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前ボケ後ボケもここまでしっかり出ていると気持ちがいい。

 

 

 

写真に入る日付にこだわっているが、写真を見ていつの写真だかひと目でわかるのもよい。日付を見た事で「あの頃こんなことあったな〜」とまたそこで話も弾む。

 

 

 

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水元公園での1枚。寒かったな。。

 

 

 

また、今の時代、PhotoshopLightroomで簡単に色合いが変えられる時代。このフィルムはこういう色合いがいい。このフィルムにしか出せない色だとかは「レタッチでどうにでもなる」

 

 

 

しかし高いフィルムを使って大切に撮った記憶。愛着のあるカメラ、レンズで撮ることで一枚一枚の思い入れが強い写真を作り出せる。フィルムの良さのひとつだと確信している。

 

 

 

またゴリゴリのフィルム一眼を使っている自分がいい、マイノリティ最高!という厨二病と変わらない優越感も少なからずあるのだろうなと。現代の軽量化されたプラカメではなく、ゴリッゴリの金属カメラの、あの質感で撮る1枚こそ、まさに「写真を撮っている」気持ちになる。

 

 

 

 

SR-T101をこの間久しぶりに使ったが、やはりあの機械式独特のシャッター音。日付が入らないために今はあまり使用していないが、写真を撮ることが楽しくなるカメラだ。あの「カシャーーーン」という音は至高。デジタルカメラしか使ったことのない人はぜひ試していただきたい。

 

 

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写真を撮りに行きたい。

 

auto rokkor 55mm F1.8(後期型)

 

レンズレビュー、この間リサイクルショップで1000円で買ったSR-1についていた、「auto rokkor 55mm F1.8(後期型)」のレビューです。フィルター径は52mmで、前期型と比べると使いやすいコンパクトな仕様となってます。

 

 

 

カメラはX-700、フィルムは業務用ISO100、開放で撮ってみました。

 

 

 

 

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背景のバブルボケ&グルグルボケが逸材!!暴れまくってます。なんならフレアも出ているし。

 

 

 

 

おまけでmc rokkor 58mm F1.4です。

 

 

 

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絞り値などは忘れましたが、こちらもナイスなボケです。やはり緑などの点光源があるとバブルボケはすごく出ますね。

 

 

 

 

今回は手短に。

 

 

 

珍品 準魚眼(広角)ロッコールレンズ

 

 

レンズについて。UW Rokkor PG 18mm F9.5という希少なレンズを紹介します。

 

 

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1966年8月3日発売のこのレンズ。なんてヘンテコなレンズだ。。5群7枚の実絞り。レンズ全長41.5mm、重さ240g。3メートル固定のパンフォーカス。絞りはF9.5、11、16、22(※1)。パノラミックロッコールと呼ばれている。発売当初の値段は23,700円。ちなみに同年同月発売のMc Rokkor 55mm F1.7は定価14,800円。

 

 

 

UWは、多分だがウルトラワイドの略だろうと想像する。とはいえ、多少魚眼っぽい写りもする。

 

 

 

 

きちんと魚眼レンズとして命名された、Mc Fish-Eye Rokkor-Ok 16mm F2.8(金属ローレット、定価42,000) 下画像参照。

 

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こちらはUW ROKKORから3年後の1969年11月25日発売。

 

 

 

 

 

ヤフオクでなんとなく入札したら運良く落札してしまったので使ってみた。感想としては、「く、、暗い!!!」X-700の明るいファインダーをもってしてもまーーーー暗い!実絞りなので、絞るとファインダー内の明るさも変化します。晴天化じゃないととてもじゃないと見づらくて。

 

 

 

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こちらがNMD35-70のレンズを使った時のファインダー。

 

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同じ画角でなくて申し訳ないが、上の画像と比べると暗いのがお分かりいただけるだろうか。実際使った時は解放9.5で構図を確認して、そこから絞っていた。いや本当に暗い。Auto Rokkor時代の特殊な産物。よくこんな珍品をミノルタも作ったな。

 

 

 

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X-700の日付を設定する時に、1年勘違いしてしまった結果、一年前の写真ということになってしまった。なかなかの準魚眼。(多少レタッチ有)

 

 

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写りはまあ普通。いや本当に普通極まりない。

 

 

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五角形。まあまあそこそこのレンズだ。

 

 

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近所の公園。まあそこそこに広く撮れるねくらいのもの。

 

 

 

フィルムで撮るとISO感度が変更出来ない為、デジタルでマウントアダプター使えば使えるかなくらいのレンズではないかなと。まだそこまで枚数を撮っていないので、機会があれば使っていきたい。

 

 

 

※1出典元 ミノルタカメラのすべて 株式会社エイ出版社

 

 

[余談]

 

山梨にあるシンゲンカメラという、フィルムカメラ専用のカメラ屋さんに、MD Rokkor Fish Eye 16mmF2.8があったので、試写させて頂いた。

 

 

 

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5.6くらいまで絞ったとは思うが、一面にフィルムカメラが収まっている。こちらの店長、沼田さんは尋常じゃない知識を持ち合わせている。また人柄もよく、丁寧に教えていただけるので、フィルムカメラユーザーは必見のお店である。

 

 

 

シンゲンカメラ

○住所 山梨検索笛吹市春日居町寺本17-1

○電話番号 0553-26-4808

○営業時間 10~20時

○定休日 木曜日

 

 

 

 

フィルムに日付を焼き付ける

 

 

なぜフィルムのデート機能(日付)にこだわるのか。ということ。「日付写真は思い出感が強く出て、作品にはなりづらい」という意見も承知の上で述べていく。

 

 

 

まず日付機能にこだわるようになった背景から。私の祖父が購入した物品に日付を書いておく人で、洗濯機から時計からなんでも購入年日を記載していた。幼少期からその光景を見てきたからかもしれない。

 

 

また別の祖父が認知症を患い、写真を見せてもいつの事だったか思い出せなくなったこと。写真に日付が入っていれば、何となくだが思い出せるようになったこと。

 

 

 

そして現在高齢介護施設に務めているのだが、施設利用者の家族が写真の入ったアルバムを持ってくる。その中には元気だった頃の写真が自ずと入っており、一目見ただけで、何年前の写真かわかること。日付が入っている事で、何十年前はここに旅行に行ったんですねなどの会話にも繋がること。

 

 

 

最後に結婚式でカメラを使ったことがあるが、結婚記念日という本人達には特別な日に、プロが撮る高画質な写真よりも、日付が入った写真のほうが嬉しいとの事。また印刷して飾ってあると連絡を受けて、自分自身もとても幸せな気持ちになった事。以上4点が大まかな理由だ。

 

 

 

 

 

2018年現在、スマートフォンアプリ「huji」や、「kamon」、可愛く自撮りが撮れる「snow」で、簡単に日付焼き付け写真が撮れる。私もカメラを持ち歩いていない時にはお世話になっている。

 

 

 

 

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「Huji」

 

 

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「kamon」

 

 

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「snow」

 

 

と各アプリごとに特徴はあるものの、オレンジの昔なつかしのフィルム感ある日付表記となっている。Instagramで友達などHujiの写真を多用している姿も見受けられ、日付写真の需要の多さを感じる。

 

 

 

 

確かに簡単に撮ることができ、すぐに確認できるアプリ機能は便利で、一見するとフィルムで撮ったのかアプリを使ったのか見分けがつかない人も多くいるだろう。(実際友達はわからないとの見解が多々あった)

 

 

 

しかしながら、フィルムで日付機能を付けて楽しんでいる人も、数は少ないが一定数いる。私もその一人で、焼き付けてあるネガを、プリントした写真を見て楽しんでいる。

 

 

 

 

アプリでも簡単に日付写真を撮れるようになった2018年現在、これだけはこだわりたいという意向を。それは独特の甘い描写、柔らかい定サイドライクなフィルム写真の中で、敢えてデジタル一眼レフにも負けないような綺麗な描写も撮れ、かつフィルムでしか撮れないような甘い描写も撮れる写真を撮っていく。その中に、デジタルでは再現不能な日付を焼き付けた写真を楽しんでいきたい。

 

 

 

またアプリではオレンジが主流だが、赤や黄色など、デート機能にも様々な色や文字の形、焼き付ける場所がある。デジタルやアプリでは再現不能な所も楽しみの一つでもある。

 

 

 

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X-700 NMD35-70 F3.5 macro1.4-1.7

 

 

 

ISO感度は200。ミノルタがライカと提携していた時期に製造されたレンズでの1枚。バリオエルマー35-70F3.5の血を引くと呼ばれている佳作ズームレンズ。日付を1年勘違いしてしまったが、それもまた味となった。コントラスト高めのバキバキにピントがあった1枚。

 

 

 

 

また撮ったあとに確認もできないという、フィルムでは当たり前の工程も楽しみの一つ。思い出をカメラに、ネガに焼き付けていき、現像された写真を見て一気に感傷に浸る。この瞬間がたまらない。この瞬間を楽しみにしているフィルムユーザーも多いのではないか。そう感じる今日この頃。